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弦はかわいそう?

ギターの弦を交換するときに、弦を不憫(ふびん)に思ったことはありませんか?ギター本体は長く大事にされるのに、弦は古くなると捨てられるからです。使命を果たした弦を供養し、まだ使える弦を大切にするために、今回の記事を書こうと思います。

大事にされるギター

 

当たり前ですが、ギタリストにとってギターはとても大切です。

 

よく相棒や彼氏/彼女、伴侶のような存在だと例えられますね。

 

 

 

擬人化されて大事にされるのは、色々と理由がありそうです。

 

ヘッドやネックやボディなどの人体由来の名称が各部についてますし、大きさも人間のサイズに比較的近いです。

 

外で演奏するときにはケースに入れて持ち運びますが「一緒に移動してる」感があります。

 

 


ギターヒーロー達の愛器に、名前や愛称がついていることもありますね。

 

B.B.キングの「ルシール」やエリック・クラプトンの「ブラウニー」「ブラッキー」、エディ・ヴァン・ヘイレンの「フランケンシュタイン」などです。

 

 

 

少し話がそれますが、同じ大事にされる楽器でも、トランペットやサックスは擬人化されにくい気がします。

 

どちらかというと「自分の体の延長線上」に楽器があるイメージでしょうか(違ってたらすみません!)。

捨てられる弦

 

近年では良質なコーティング弦(サビにくい)も様々販売されていますが、どんな弦にもいつかは寿命が訪れます。

 

遅くても数か月、早ければ数日で交換されて捨てられる運命・・。

 

 

 

弦が死んでしまう原因は、手汗や湿気によるサビや、張力が加わることによる材料の劣化です。

 

最初は明るかった音色がモコモコするようになり、音量も下がってきます。

 

弦が伸び縮みして音程が変わることは少なくなってきますが、そもそもチューニングが合わなくなり音痴になります。

 

加えて、ひどいサビは手を切ってケガをする原因にもなります。

 

 

 

その昔、死んだ弦を洗剤で洗って乾かせば復活するという説もありましたが・・素直に新品に交換するのが良いでしょう。

 

弦の捨て方は、お住まいの自治体のゴミの分別方法に従って下さいね。

何故かわいそうに思うか?

 

弦楽器以外だと、同じ状況はあまりない気がします。

 

ピアノは最初から張られている弦を調律するでしょうし、トランペットは自分の唇を振動させて音を出すので、捨てるものがありません。

 

近いのはサックスなどのリードでしょうか?楽器屋さんで箱で売られているのを目にしますね。

 

 

 

それでもやはり弦の方がかわいそうな気がするのは、弾いているときに常に手が触れているので、感情移入しやすいからでしょうか‥。

 

常に気をかけて(チューニングして)ますし、年老いてゆくのを(メッキがはがれたりするのを)目で見てますし・・。

 

使った弦を残しておくと手に刺さったりして危ないだけなので、交換後はすぐに捨てますが!

さいごに

 

弦への感情について書いてきましたが、弦交換を躊躇するのは、結局お金の問題や手間の問題が大きいと思います(ここまで読んで下さった方、すみません‥)。

 

 

 

ただ、弦が死んできたと思ったら、積極的に交換することをおすすめします。

 

音程が良くなりますし、本番中に切れるリスクが減ったり、良いことづくめです!

 

 

 

私自身が昔、おこづかいを惜しんでサビた弦を使い、バンドマンガのように出血したことがあるので、自戒の念を込めて書いておきます。

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