4/11(土)に横浜の赤レンガ倉庫のホールで行われる、年に一度のソロギターのコンテスト「フィンガーピッキングデイ2020」の本選進出が決定しました!
フィンガーピッキングデイについて
今年(2020年)で20回を迎える、ソロギターの祭典です。
前半にコンテスト、後半にゲスト・審査員の方々のライブ演奏があります。
コンテストに出場できるのは、関東/関西/九州の3か所で行われるライブ審査のトップ計3名と、音源審査を通過した17名程度の合計20名です。
出場者は審査員とお客さんの前で、カバー曲とオリジナル曲を順にフィンガースタイルで演奏します。
詳細はこの方が完璧にまとめて下さってます。私はまだ入賞したことがないので、名前がありませんが・・。
過去の出場結果
1回目の2013年は・・自分は大分ギターがうまいと思っていましたが、所詮井の中の蛙。
全国の猛者達にボコボコにされました。。
今から思えば、曲の途中で止まらずに弾き切れただけ儲けものです。
カバー曲:ストレンジャー (ビリージョエル)
オリジナル曲:花火大会
2回目の2016年は・・カバー曲「ルパン三世のテーマ」がかなり複雑なアレンジでした。
本番の極限の緊張感の中でこの複雑な曲を弾き切ることができず、大きなミスをしてしまいました。
カバー曲:ルパン三世のテーマ(大野 雄二)
オリジナル曲:ヴァイキングの調べ
3回目の2019年は・・普段のライブで曲を弾き込んでいたおかげか、悔いのない演奏ができました。
ただ、入賞した方々を始め、全員が素晴らしい演奏をされていました。
カバー曲:紅(X JAPAN)
オリジナル曲:ボスバトル!
出場する理由
クラシックギターと違ってソロギターはコンテストがほとんどなく、1人で弾くことが多いため外界との接触が少なくなりがちです。
フィンガーピッキングデイを知った直後は功名心から挑戦していましたが、1度出場してからは考え方が変わりました。
突然ですが、学術論文では「新規性」が重要な要素だそうです。
他の研究者が既に実施しているものをなぞった論文を発表しても価値がなく、少しでも新しいことを盛り込まなければなりません。
これは、歌い手や演奏者が「個性的」であることを本能的に求めているのと似ている気がします。
また、学術論文が多くの先人の研究の上に成り立っているように、音楽を作ったり演奏するのにも、前提となる知識や技術、感覚などが必要になります。
ただ個性的になろうとするのではなく、必要なスキルを身につけるように努力しながら創作し、自分ではなく他人が個性を感じてくれるようになる必要があるのではないでしょうか。
コンテストは、そのための自己研鑽のモチベーションを高めてくれたり、自分に何が足りないのか、逆に何ができるのかを把握させてくれる貴重な機会だと思っています。
何度か出場する中で、顔見知りのギタリストも増えてきました。
同じ楽器に取り組む者同士の繋がりも、大きな財産になっています。
今回も精一杯演奏して、全力で楽しんできます!!
追記 ('20 3/16)
新型コロナウイルスの影響で、2020年のフィンガーピッキングデイは開催中止になりました。
私の手元にもポスターやお客さん招待のハガキが既に届いており、開催準備は最終段階に入っていたと思います。
主催者の方々の苦渋の決断を無駄にしないためにも、より一層演奏に磨きをかけたいと思います!
なお、2020年の出場予定者は2021年開催分の出場権が与えられるようなので、また来年よろしくお願いします!!
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