始めて購入したルーパー(画像はelectro-harmonix社公式サイトより)
ルーパーあるある~早く言いたい~。ルーパーあるある~早く言いたい~。もしかしたら、エド・シーランも同じことを思ってるかもしれません。
ルーパーについて
ルーパーは録音したフレーズを繰り返し再生(ループ)し、その上に音を重ねることができるエフェクターです。
ある時間を切り取って、次々とコピーしてくれるイメージですね。
下の動画はルーパーが何をしているかを字幕にしているので、ご参照下さい。
ルーパーの良い所は、1人で同時にできない演奏が可能なことです。
また、徐々に音が重なっていくワクワク感も味わえます。
カラオケ音源を流して弾くのとは違い、ルーパーは「切り取ってくる時間」が近いのでライブ感がでます(カラオケとはできることが違うので一長一短です)。
ただし、レコーディングのときは別々に録れば良いだけなので、ルーパーは役に立ちません。
その場で曲の初めから聴いてくれる人がいないと効果がない、特殊なエフェクターと言えるでしょう。
ルーパーあるある
ミスがずっとループされる
これはルーパーの特性上しかたありません。
長くループするフレーズは、無理せず丁寧に弾きます。
もしミスってしまったときは・・やり直すか、何事もなかったようにプレイを続けます(このとき精神力が身につきます)。
始めにきっちり弾くと後がラク
1つ目のあるあるの逆です。
ループさせるフレーズさえ問題なく弾ければ、山場を乗り切ったと言っても過言ではありません。
ループが止まらない
曲のエンディングなどでうまくフットスイッチが踏めず、曲がグシャグシャ足がバタバタする状況です。
特に履き慣れない靴でのぞんだ本番で起こりがちです。
ループを止めると一気にスカスカになる
特定のフレーズを抜き差しできる高機能なルーパーもありますが、基本的に音数はどんどん増えていきます。
すなわち、曲中で強弱をつけづらく、始めが弱で終わりが強の単調増加なアレンジになりがちです。
長尺のギターソロが盛り上がらない
ループの上で数コーラスソロを弾くとき、思ったように盛り上がらずソロだけがカラ回りすることがあります。
おそらく生身の人間のように「今」出ている音に敏感に反応することができないからでしょう。
音が渋滞する
基本的にモノラルで出力されるため、音域や休符を考えないと音はすぐに飽和状態になります。
楽しいのは自分だけ?
弾いている本人は、何がループされていて何を弾いているか把握しているので楽しいです。
逆に聴いている方にとっては、何をしているのか分からないことも・・。
これはルーパーだけの問題ではないですね。
客観的に見て良いパフォーマンスなのかをチェックする視点は、絶対に必要だとおもいます。
まとめ?
もしかしたら機材が進化して解決していることもあるかもしれません。
購入されるときは最新の情報をご確認下さい。
今回の記事で、ルーパーを使っている人には共感を、使ってない人にはリアルな情報を提供できていれば幸いです。
半分は本当に言いたかっただけですが・・。
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