ライブでは演奏前に曲名を紹介しますか?ライブでMCをする機会がなくても、CDアルバムを聴くときに先に曲名を確認しますか?情報の有無によって、曲の聴こえ方が変わってくる気がします。
ライブで曲名を言うタイミングは次の4パターンです。
①先に言う
②後で言う
③先に行って後でも言う
④言わない
どれも有りだと思いますが、個人的には②後で言うよりは、①先に言う方が好きでした。
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曲が終わってからタイトルを知るよりは、あらかじめ聞いていた方が曲中にイメージを膨らませることができるからです(タイトルだけでなく、曲のエピソードなどもそうですね)。
しかし最近は、②後で言うのも場合によっては効果的なのでは?と思い始めました。
特にインスト曲(歌のない器楽曲)のときに感じるのですが、曲名を知ることでイメージが固定される気がするからです。
例えば「桜」という曲のタイトルを聞いてからだと、曲中に他の花をイメージしたり春以外の季節を感じることはできません。
リスナーがある程度は自由に解釈できる幅を持たせるのも、表現方法の1つだと思うようになりました。
インスト曲は曲名にだけ言葉が付いている少し特殊な状態なので、特に扱いが難しいように思います。
ライブと違ってCDアルバムなどの音源を聴くときは、ある程度の情報が頭に入っていることが多いです。
しかし、なるべく音以外の情報を排除して聴くのもまた一興です。
例えばロックバンドのライブアルバムだと、次にどんな曲が来るのかワクワクしながら聴けます。
複数の曲が集まった組曲的な構成なども、先入観なく聴けますね。
曲名とは関係ありませんが、好きなプレイをしていたバンドメンバーを後で確認するのも面白いです。
有名アーティストのサポートメンバーや、有名ジャズミュージシャンのリーダーアルバムでバックを務めている人などなど・・。
キラリと光るプレイだと思ったら、意外なビッグネームだったといのも結構あります。
音楽コンテストでブラインド方式(音だけで審査するやり方)がよく採用されるように、音以外の情報は聴く人間に大きな影響を与えます。
そのあたりも考慮しつつ、トータルで良いパフォーマンスをしたり、音楽を聴くのを楽しんだりするのも良いですね。
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