ギターのピックが曲がると、表で持ったときと裏で持ったときのタッチに差が出て弾きづらくなりますよね!長い間、ピックを持つ手に力が入っているから曲がると思っていたんですが、よく考えたらそんなに握りしめてはいません。ではなぜピックは曲がるのか?推理してみます。
原因は?
ピックが曲がる原因を、思いつく限り挙げてみます。
①ピックが作られたときから曲がっていた
製作の精度が悪いピックだけが始めから曲がっているんでしょうか?昔ならありそうですが、今はあまりなさそうな感じも・・。
②ピックの材料ムラ
ロゴが印字されていたり、凹凸がついているピックは表と裏で材料や厚さが均一ではありません。温度差が出たときにどちらかの方向に曲がりやすくなっている?
③弦の間に挟むから
なくさないように、弾いていないときは弦の間に挟んでいる方も多いと思います。曲がる力がかかった状態で、長い間放置されるから曲がる?
④不均一なピッキング回数
数えたことはありませんが、ダウンピッキングとアップピッキングの両方が同じ回数だけ弾かれることはまれで、大抵はダウンの数が圧倒的に多いと思います。ダウンピッキングの方向と逆側に曲がる?
証拠集め
曲がる原因は色々考えられますが、実際にはどの段階で曲がったと感じているでしょうか?
- 楽器屋さんでピックを買うとき: 曲がってない
- 買ったものの使わずに置いたままのピック: ほとんどが曲がっていないが、たまに曲がったものもある
- 良く使うお気に入りのピック: 大体が曲がっている
だんだんと答えが見えてきた気がします・・。
あらためて手元にあるピックを調べたところ、曲がっているピックはほとんどがロゴ側が谷折りになるように曲がっています。
ピックを持つときは無意識にロゴが見えるように持つことが多いので、原因は・・。
ひとつの推理
③弦の間に挟むも怪しいですが、私はあまりやりません。
そうすると④不均一なピッキング回数が曲がる原因ではないかと考えられます!
弾き方にもよりそうですが、特にチョップ奏法なんかはピックに大きな負荷がかかってそうですね。
チョップ奏法のイメージがつかない方は、下の動画の2:46あたりから連発しているので見てみて下さい。
使っていないのに曲がるピックがあるのは、②ピックの材料ムラが原因かもしれません。
特に薄目のピックは曲げへの耐性が低い(曲げ剛性が小さい)ため、ちょっとしたことで曲がることがありそうです。
何とかするには?
昔は歯ブラシの柄を熱して自分でサムピック(親指にはめるピック)を作る人もいた、なんて話を聞いたことがあります。
熱を加えると柔らかくなる(熱可塑性の)プラスチックなら、ライターであぶって曲げを直したりできるかもしれませんが、今はピックの材料も様々なので一筋縄ではいきませんね。
後は、ピックを表裏逆にして弾くことで、徐々に曲がりが相殺されていくかもしれませんが。。
常にピックの裏表を気にして弾くのは大変ですし、他の部分に注力して弾いた方が良い気がします。
ここは「適当なところで新しいピックに買い替える」というありきたりな結論でお茶を濁させて下さい・・。
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