自分が観たいミュージシャン以外のライブを観る機会は意外と多いと思います。中小規模では対バン形式やブッキング形式で行われるライブだったり、大きな所ではフェスなどがそれに当たります。そこでどのようにライブを見るかが、自分自身の成長を司る1つのポイントになっている気がします。
①そもそも他人は見ない
自分が好きなバンド以外は観なかったり、自分以外の出演者の演奏は聴かないスタンスの方もいますが、これはもったいないのではないでしょうか。
どんな人の音楽でも感じられるものがあって刺激になりますし、自分の演奏に活かせる要素も少なからず見つかります。
音楽的な視野も広がりますし、もしかしたらそのミュージシャンを気に入ってファンになるかもしれません!
演奏する側の場合は、自身の準備などもあって難しい部分もありますが、だからこそ特に気を付けるべき状況ではないかと思います。
例えば、その日の演者全員が同じこと(例えば時事ネタなど)を話題にしているのに、自分だけそれを知らないと流れを分断してしまいます。
主催する側も、出演順などの流れを考えてライブを開催しているので、その流れがわからずに出演するのは少し違うように思います。
ライブの出演者が自分でミュージシャンを集めてイベントをする時にも、自分の演奏を短時間でもしっかり観て知ってくれている人を呼ぶと思います。
その人がどんなパフォーマンスをしたか分からないので、ライブ後に他の演奏者と話すきっかけもなくなりなりますし、どんどん自分や自分と親しい人の中でしか成長できない状態になって行きます。
他人の演奏時間が唯一の空き時間というケースもあると思いますが、ワンマンライブでない以上、他の共演者をできる限り観ることは最低限必要で、自分の成長にも繋がるのではないでしょうか。
②他人の悪い所ばかり見える
他の人の演奏は観るものの、批判的なことばかり頭に浮かんだり口に出たりするのも、自分自身の成長を妨げそうです。
もちろん反面教師として活かしていけるなら問題ありません。
ただ、他人を自分の演奏レベルや自分の聴く能力の水準まで下げようとする思考が無意識に働いていることがあるのが問題だと思うんです。
音楽は競技ではないので、比べるのはナンセンスと仰る方もいるかもしれません。
しかし、様々なライブの要素、例えば曲の良さ・歌詞・演奏テクニック・見た目・ステージング・MCなどを自分自身のそれと比較してしまうこともあります。
成長する人は、他人の良い点を見て自分を少しでも押し上げようと考えます。
しかしそうでない人は、他人の悪い点だけを見て自分の優位性に満足し、今のポジションから動こうとしない傾向があるように思います。
上記は学問的に何とか効果とかいう名前がついているのかもしれませんし、主張自体が間違っているのかもしれません。
しかし、これまで様々なライブに参加した中で実感し、固まって来た考え方でもあります。
記事の内容にドキッとされた方は、一度自分以外の世界にもポジティブに接してみて下さい!
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