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録音を活用するものはギターを制す!

自分の演奏を録音してチェックするのは、想像を遥かに超える効果があります。昔はちょっとした機材を買わないとできなかった録音が、今やスマホでも簡単にできるようになりました。逆に言うと録音を活用できないと後れを取る可能性が高いので、さっそく活用して行きましょう!

録音の方法

 

まずはギターを録音する方法を考えてみます。

 

最も手軽なのが、スマホのマイクで録音する機能(例えばiPhoneだとボイスメモ)を使うことです。

 

音質は良くないかもしれませんが、手元にあるスマホを少し操作するだけなので超簡単ですね。

 

iRIGなどのギターをスマホに接続できる機材があればライン入力も可能です。

 

 

 

オーディオインターフェースを通じてギターをパソコンに接続し、アンプシミュレーターを使って音作りをして弾いている方も多いと思います。

 

アンプシミュレーターソフトには簡易的な録音機能がついていることが多いので、この場合もすぐに録音することができますね。

 

もちろん専用の録音機材にギターを入力する方法もあります。

 

私はアコギ(エレアコ)を練習する時はミキサー代わりにMTR(マルチトラックレコーダー)にギターを入力してモニターしているので、ボタン1つですぐ録音ができるような状態になっています。

 

 

 

いずれにせよ、メモを取るように録音する環境はあまり手間を掛けなくても作れそうです。

 

以降はその録音をどのように活用するのか、いくつかのケースに分けて見ていきたいと思います。

練習に活用する!

 

演奏している最中は思った以上に自分の音が聴けていなかったり、逆にそれほど大事でない音に気を取られていることが多いです。

 

自分の演奏を録音してみて「こんなに下手なのか・・」とガッカリされた方も少なくないと思いますが、演奏中とそうでない時の聴こえ方が異なる良い例ではないでしょうか?

 

 

 

録音した演奏をチェックすることで様々なことが分かります。

  • 弾けてない箇所、弾けている箇所
  • 表現力が足りない箇所、逆に表現がくどい箇所
  • 自分のギターの聴こえ方(特にアンサンブルの中での)
  • 自分の演奏の癖
  • リズムに乗れているか 等々・・

これらを注意深く聴き取って、次の演奏にフィードバックしていくことが重要です。

 

言わば自分でギターの先生と生徒の二役を演じる感じですね・・。

 

 

 

練習で録音を活用していると、徐々に演奏中の聴こえ方と録音したものの聴こえ方のギャップがなくなってくるので、そうなればこっちのものです。

 

演奏しながら客観的に出音を評価する力がついてきたということなので!

 

 

 

ちなみに録音を聴き返すタイミングですが、時間を空けた方がより冷静に音を分析できます。

 

感覚的には1晩寝かせて次の日に聴き返すくらいが丁度良い気がしますね。。

 

ただ練習をどんどん進めたい時はそんなに待てないので、録音してから少し違うことに取り組んで、しばらくしてから聴き返すようにすると良いと思います。

作曲に活用する!

 

曲を作るのは創造力がいる作業なので体力もいりますし、時間を掛けても必ずしも満足するものができる訳ではないのが難しい所ですよね。。

 

それに曲を作ろうと思って机に向かっている時ではなく、普段の生活の何気ない瞬間にメロディーが思いつくこともあるので、日ごろから準備をする必要がありそうです。

 

そこで録音の出番ですね!

 

 

 

思いついたメロディーやアイデアを録音してストックしておくと、後々それを活用することができます。

 

もちろんギターを弾いて録音しても良いですし、鼻歌だけをラフスケッチのように録るのもありです。

 

後でそのモチーフをいじったり組み合わせたりすることで、名曲が生まれるかもしれません!

 

 

 

思いついたメロディーを忘れてしまうのを防げるのもメリットです。

 

どんなに印象的なメロディーでも、頭の中だけだと1晩たったら忘れてしまいます。

 

きちんと音感がある人は忘れないのかもしれませんが、使える道具は使ったら良いですよね!

 

 

 

他にも、弾こうと思ったフレーズをミスしたら意外と良い感じの別のフレーズになった、なんて突発的なものもとりあえず録音して、いらないものは後は消してしまったら良いでしょう。

 

時間が経ってから確認すると意外と大したことないアイデアなことも多いので、アイデアをふるいにかける作業も兼ねることができます。

アレンジに活用する!

 

バンド曲のギターのアレンジだったり、ソロギターのアレンジだったり・・曲に対するギターのアプローチを考えることも多いと思います。

 

そんな時も録音を目一杯活用しましょう!

 

練習の時と同じく、アレンジの出来を客観的に判断することが可能です。

 

 

 

さらにツインギターなど複数のパートが絡むようなアレンジの場合は、録音と一緒に演奏することでその響きを確認することができます。

 

バンドの全パートを再現して確認するとなると1人では難しいですが、例えばドラムとの絡みなら簡単なリズムトラックを作ってそれに合わせて弾くだけでもイメージの湧き方が違うはずです。

 

譜面を作る人ならこういったことも録音せずに完結できるのかもしれませんが、、アレンジを試行錯誤している段階では大幅な変更もありえますし、ギターで弾く方が早いですよね!

応用編!

 

最近は長時間の動画も普通に撮影して保存しておけるので、楽器を弾くフォームを確認したり振り付けなどのパフォーマンスを確認することも容易にできますね。

 

この使い方は、見た目が重要なダンスの練習スタジオが鏡張りで自分の姿が見えるようになっているのと同じ理屈ではないでしょうか。

 

自分の弾いている姿を見るのは気恥ずかしいですが、無駄な動きやフォームのブレなどをチェックする良い手段になりそうです。

 

 

 

少し話はそれますが、ギター以外でも「少し時間をおいてから確認」するやり方は使えそうです。

 

例えばギターの奏法を説明する資料を作ったりライブのフライヤー(チラシ)を作ったりするときに、根を詰めて仕上げてしまうよりたまに間をおいてから内容を確認しつつ形にするとうまく行くことが多いです。

 

それによって説明不足に気付いたり、レイアウトの良し悪しが客観的に判断できたりするためですね!

 

かく言うことブログも、書いてから1晩おいて文章を添削したものなんですが・・はたして効果は出ているでしょうか??

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