評判の良いリペアショップで嫌な思いをした話

たまには愚痴というかネガティブな内容を書かせて下さい！大阪のとある有名なリペアショップを利用した時の話です・・。

そのリペアショップ(以降A店と呼びます)はとても評判が良く、ネットの口コミを見てもほとんど否定的な意見が見つからないお店です。

私も人づてにA店のウワサは聞いていました。。

そんな折、アコギを新しく買って色々と調整してほしいことがあったので、実際に作業をお願いすることにしました。

内容としては、ピックアップの交換と弦高調整です。

ピックアップは買った時点でピエゾピックアップが付いていましたが、ピエゾと他のピックアップの音をブレンドできる2WAYタイプにしたいと思っていました。

弦高は少し高めでハイポジションで弾きづらかったので、少し下げたいという感じです。

A店に行く前に色々と調べて、交換したいピックアップの機種は決めておきました。

しかし、依頼する際にプレイスタイルなどをもとに相談させてもらって、機材のエキスパートの目線からもっと適したものがあればその機種にしても良いかな？くらいの気持ちでいました。

いざA店に行ってみると、不愛想でいかにも職人(他の職人さんに失礼ですが)といった感じの方に担当してもらうことになりました。

要件を一通り伝え、ここから色々と意見交換かな・・と思ったタイミングで、早くも忙しいので帰ってオーラを出されてしまいました。

ギターの用途やプレイスタイルを聞かれるわけでもなく、そのギターと選んだピックアップの相性などをコメントしてくれるわけでもなく「わかりました」の一言で終了です。

こちらからどんどん話を振るべきだったかもしれませんが、とにかく必要最低限のことを伝えたらシャットダウンされたような感じで、とても嫌な印象を受けました。

不安でしたが評判が良いお店なので任せてみようと思い、その日はギターを渡して帰りました。

さて、作業完了の連絡を受けていざA店にギターを取りに行ってみると、また想像してないことが次々と起こります。

出来上がったギターを手に取ってその場で弾いてみると、チューニングが半音下げで合わせてあるようでした。

もちろん普段から半音下げで使ってはいないので、それを伝えると慌ててレギュラーにチューニングし直してくれました。

普段から半音下げでプレイしているギタリストのエレキギターを調整していたチューナーで、そのままチューニングしたのでしょうか？

そもそもどんなチューニングをメインで使っているかも依頼時に伝えられませんでしたが・・。

もし半音下げが前提で私のギターも調整されているならそれもちょっと違うのでは・・と思いながら、レギュラーに戻してもらったギターでチェックを続けます。

ピックアップを交換してもらったので出音やスイッチの効きを確かめたいですし、弦高調整に伴って弾きやすさの変化や音がビビッてないかを確認したいと思いました。

さすがにアンプを通して音の確認はさせてくれましたが、スイッチ類をいじっていると間もなく「後は帰って確認して下さい」という旨の言葉をかけられました。

仕上がり具合を確認する時間もくれないのかと思いましたが、アンプを通して音が出ることは分かりましたし、気分も悪いのでさっさと帰ることにしました。

その後、自宅に戻ってギターの確認を続けていました。

すると1弦の13フレットより高いフレットで、音がビビることが判明します。

カッタウェイが入っていないアコギだったので、ハイフレットを犠牲にして調整してくれたのかもしれませんが、13フレットくらいなら普通に弾くポジションです。

ローコードがきちんと鳴っていればそれで良いと勝手に判断されたのでしょうか？

せめてプレイスタイルを伝えられていたら、こんなことにはならなかったはずです。

また、ギターの引き取り時にゆっくり確認させてもらえれば、それに気付いて再度調整の依頼をすることもできたはずです。

世間の評価には程遠い満足度でしたが正直もう関わるのが嫌だったので、A店には再調整の依頼はしないことにしました。

2021年のF1で、アルファタウリ・ホンダのドライバー角田祐毅が自チームのマシンに文句をつけ、その後謝罪した出来事がニュースになっていました。

ギターのプレイヤー側とリペアマン側ではプレイヤーがお金を払って依頼する側ですし、規模も全然違う話ですが・・道具を操作する側と作る側のミスマッチはたまに発生するようです。

私の場合は何とも情けない話でしたが、知り合いからは「リペアマン側からプレイスタイルを矯正されるような発言を受けた」ケースなど、踏み込んだいざこざも何件か耳にしました。

プレイヤー側に長い時間をかけて築き上げてきたプレイスタイルがあるように、リペアマン側にもその信念があるはずです。

両者の関係は切っても切れないので、良い音楽が奏でられるようにお互い尊重し合って行けたら良いなと今回の件で思った次第です。

ただ言いたかった愚痴を無理やり器を大きく見せかけてまとめたところで・・今回はおしまいです！

聞いて頂いてありがとうございました！！