ギター歴の長短に関わらず、ギターの音がアンプやモニターから出なくて困ることってあると思います。個人練習ならまだ良いのですが、ライブや複数人でのスタジオ練習などでそれが起こると焦りますよね!今回は個人的「ギターの音が出ない原因トップ10」をご紹介します。
今回わざわざ順位付けしたのは、ギターの音が出ない!って時にランキング上位のものからチェックすることで、素早く原因追及ができるからです。
ライブ本番やリハではどれだけ早く復旧できるかも大切だと思うので・・。
それではさっそくランキングです!
- シールドが差さっていない
- ボリュームが上がっていない
- インとアウトが逆
- 電気が来てない・電池切れ
- スイッチが入っていない
- 機材の起動不良
- プラグ・ジャックの接触不良
- シールドの断線
- 機材の故障
- 実は音が出てる
順に詳細を見て行きましょう。
1位 シールドが差さっていない
そんなバカなと思われるかもしれませんが、シールドの差し忘れが堂々の1位です。
私も未だにやってしまうことがあります・・。
ギターに差し忘れることも多いですが、出力先をアンプやミキサー・DIボックス等に差し忘れることも多いです。
エフェクターボードを使っている場合は、そのエフェクターの間で接続がされていないこともたまにあります。
シチュエーションとしては、特にライブなどの緊張感がある場面で差し忘れることが多いのではないでしょうか。
普段と違う環境で音が出ないと焦るので、シールドが差さっていないことを見落として他の原因に頭が行ってしまうこともあります。
そんな時、もし差し忘れに気付いてもすぐにシールドを差さないで下さい!
急に通電すると機材が壊れたり大きな音で耳を傷めたりするので、PAさんに一言声をかけてから差すのがベストです(照れ笑いをしながら・・)。
2位 ボリュームが上がっていない
これも単純なことですが良くあります!
特にエレキギターは弾いてないときにギター側のボリュームを(雑音防止のために)絞ることが多いので、起こりがちです。
ギター以外にも、アンプやミキサー等のボリュームの上げ忘れもあります。
機材によっては、ゲインを適当な所まで上げないとボリュームを上げても音が出ないことがあるので、これも注意です。
3位 インとアウトが逆
これは一見すべての機材が繋がっているように見えて、実は電気信号が送れてないパターンです。
ギターからの出力をエフェクターボードのアウトに差してしまったり、逆にアウトの出力をアンプのアウトプット端子に差してしまったり・・。
落ち着いて確認すれば分かりそうなものですが、機材やシールドが入り乱れるような状況だと意外に起こります。
普段から整理整頓を心掛けたいですね・・。
4位 電気が来ていない・電池切れ
そもそもアンプやエフェクターに電気が来ていないことも音が出ない原因の1つです。
場所によっては、使用しないアンプの電源プラグが都度抜かれていることもあります。
また、エフェクターは使用しない(バイパスの)状態でも電気が来ていないと信号を通してくれないものもあるため、注意が必要です。
エフェクターを電池で駆動している場合は、電池切れの可能性もあります。
アクティブのピックアップがついたギター(ギター側に電池を入れるボックスがあるもの)でも、電池切れが起こり得ます。
機材にもよると思いますが、個人的な感覚ではアクティブピックアップのギターの電池よりも、エフェクターの電池の方が減りが大分早く感じます。
5位 スイッチが入っていない
通電する環境が整っていても、肝心のスイッチが入っていないと音は出ません。
音響機材はマイクなど、雑音防止のためスイッチ自体がないことも多いので、あるとすればアンプやミキサーのスイッチの入れ忘れでしょうか・・。
スイッチがONとSTANDBYの2つあるチューブ(真空管)アンプでは、両方が入っていないと音は出ません(詳しい使い方はググって下さい・・)。
6位 機材の起動不良
これは電源も差さっていてスイッチも入っているのに、音が出ないパターンです。
私は手持ちのエフェクターでこの現象がたまに発生します。。
正直原因は不明なのですが、電源プラグを一度抜き差しすると音が出るようになります。
エフェクターは特殊なケースかもしれませんが、パソコンやiPadを通して音を作っている場合はソフトウェア等を一度再起動すると解決することが多そうですね。
不具合が起こりやすい機材や修復方法を日ごろから把握しておけば、いざという時に焦らなくてすみそうです。
7位 プラグ・ジャックの接触不良
シールドのプラグが汚れていたり、経年劣化で電気信号が正しく伝わらないことがあります。
これは急に音が出なくなるというよりも、徐々にノイズなどが気になってきて最終的に音が出なくなるようなイメージです。
自分の意図しないノイズは普段の練習でもストレスになるので、掃除したり接点復活剤を使って直すか新しい機材を用意した方が良いですね。
ちなみに「プラグ」は凸型の方(シールド)、「ジャック」は凹型の方(機材の差込口)を差す言葉だそうです(恥ずかしながらこの記事を書いていて始めて区別するようになりました・・)。
8位 シールドの断線
同じシールドの長く使っていると、途中で断線して音が出なくなることがあります。
これも先ほどのプラグ・ジャックの接触不良と同じで、急に音が出なくなるよりもシールドがある形に曲がったら音が切れるようになるなど、前兆があります。
一昔前のシールドは良く断線していたイメージなんですが、最近は製品の品質が向上したのかあまり起こらなくなってきました。
昔は安価なシールドを使っていて、さらに雑に扱っていたことが原因かもしれませんが・・。
9位 機材の故障
ここまでの音が出ない原因が当てはまらない場合は、機材自体が故障している可能性があります。
ギターの配線がどこかで切れているとか、アンプの真空管が劣化しているとかでしょうか・・。
機材を修理に出すのは大変なので、本当に機材が故障しているかはっきりさせておきたい所ですね。
例えばギターが怪しいなら、他のギターで同じセッティングで音が出ればギター以外が故障している可能性を排除できます。
音が出ないにしても、特定のピックアップだけかとか、特定のノブを回した時だけとか、なるべく症状を詳しく調べておくと修理もスムーズかと思います。
10位 実は音が出てる
最後は、音が出てないと思って実は出てるパターンです!
バンドのスタジオ練習で他の楽器の音が大きすぎて、ギターが聴こえないなんてことがあります。
他の人の手が休まってから、ようやくギターの音が出てることに気付く感じですね・・。
音量調節の難しい楽器もあると思いますが、全体のバランスを大切に・・。
ギター側の問題だと、ピッキングがあまりに弱すぎて聴こえてないこともあります!
機材のポテンシャルが引き出せる適切な音量を出せるように練習したい所です。
以上、個人的「ギターの音が出ない原因トップ10」でした!
音が出ないとほんと何も始まりませんよね~。
この記事が少しでもギターライフのお役に立てば幸いです。
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