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衝撃的だったギターの奏法5選

私はもともと暇つぶしでギターを始めたのですが、先人達の偉大な演奏を聴くうちに楽しくなって手放せなくなった経緯があります。その中でも今回は奏法に絞って、特に衝撃的だったものを5つご紹介したいと思います。このブログを見れば今よりもっとギターが好きになるかもしれません!

コードストローク

 

多くの人がギターを始めた頃に練習するコードストローク。

 

CとかAmとか、ローコードがいくつか押えられるようになってきたけど、Fはなかなか綺麗に鳴らないな・・というあれです。

 

私は当時のヒット曲のコード進行が載っている歌本を見て、コードチェンジの練習をしていました。

 

ギターを弾き始めて最初に衝撃を受けた奏法がこれです!

 

 

 

なにしろ書いてあるコードネームを順番に弾いていくだけで、メロディーを弾いていないのにその曲の雰囲気が出るからです!

 

何を当たり前のことを言ってるんだと思われるかもしれませんが、小さい頃ピアノをすぐに(たぶん赤バイエルで)挫折していた私にとっては衝撃的でした。

 

細かい楽譜が読めなくても何となく弾ける!

 

しかも歌本1冊だけでたくさんの曲が弾き放題!!

 

もちろんオーギュメントとかオンコードとか変わったコードネームが出てきたらお手上げでしたが、それはそれでまだまだ隠し要素がある感じでワクワクしました。

 

 

 

そういえば今でも曲を耳コピしてコード進行が取れた時とか、曲をアレンジしていていい感じのコードボイシングができたときはすごくテンションが上がります。

 

ギターに行き詰まった時は、一度初心に帰ってみるのもいいのかもしれませんね・・。

オルタネイティングベース

 

アップピッキングとダウンピッキングを交互にやるオルタネイトピッキングではありません!

 

オルタネイティングベースです。

 

どんな弾き方か良く分からないと思うので、ほぼ全編オルタネイティングベースで弾かれている動画を探してきました。

ステファン・グロスマンの「My Creole Belle」です。

 

ギター1本でめちゃくちゃ厚みのあるサウンドになっていると思いませんか??

 

私も昔、この方の教則ビデオで同じこの曲が紹介されており、一生懸命練習してました。

 

 

 

奏法的には親指で交互にベースを弾き、人差し指などでメロディーやハーモニーを足すというものです。

 

親指のベースはローコードのCなら5弦→4弦→6弦→4弦、Fなら6弦→4弦→6弦→4弦など、おおよそのパターンが決まっています。

 

メロディーは基本のコードフォームを少し動かしたり、指を足したりして弾きます。

 

例えばCコードなら小指を使って1弦3フレットのGや2弦3フレットのDの音もメロディーに利用できますね。

 

最初は親指とメロディーを合わせて弾くのが精一杯なのですが、慣れてくると独立して動かせるようになるので、メロディーをシンコペーションさせたりアレンジしたりすることが出来るようになるのも魅力です。

 

 

 

ちなみにこの奏法で4弦から6弦をミュートすれば、おそらく世間一般で言われるギャロッピング奏法になります。

 

ある意味一粒で二度おいしい奏法と言えるのではないでしょうか!

2曲を同時に弾く

 

これはちょっと曲芸的なのですが、何とギター1本で2つの曲を同時に弾くことができます!

 

何はともあれ動画をどうぞ(0:45あたりから演奏がスタートします)。

チェット・アトキンスの「Yankee Doodle Dixie」です。

 

ギャロッピング奏法でのミストーンはご愛敬・・(2回目のミストーンはわざとっぽい)。

 

曲の始まりから高音が「Dixie」、低音側が「Yankee Doodle」という曲を一度に弾いているアレンジになります。

 

 

 

2つの曲が見事にマッチしていて、さらにそれがギター1本で弾けるということに衝撃を受けました。

 

この曲は、フィンガーピッキングしている時にベースをメロディックに動かしても良いということも示唆してくれています。

 

色んな弾き方があるけれど、あまり囚われすぎず自由にやってみて良いんだよということを教わった気がする奏法です。

速弾き

 

エレキギターを歪ませることを覚えたのは、ギターを始めて数年が経ってからでした。

 

インターネットもまだ黎明期で情報がなく、エフェクターの存在を知るまでアンプのボリュームを爆上げする昔ながらの方法で歪ませていたのを思い出します(持っていたアンプはゲインがなくボリュームも1つだけのチューブアンプでした)。

 

住んでたのが田舎だったのでセーフって感じですね・・。

 

 

 

徐々にハードロックにハマっていき、音楽性・カッコ良さ・テクニカルさが高い次元で融合している名盤達に衝撃を受けました。

 

初めて速弾きフレーズらしいものをコピーしたのはこの曲のソロだったと思います。

オジー・オズボーンの「Mr.Crowley」、ギターはランディー・ローズです。

 

今の時代だとそれほど難易度が高くない部類に入るのかもしれませんが、そのカッコ良さだけは永遠に色あせないですね。

 

 

 

余談ですが、高校生の時にこの曲が入っているアルバム「ブリザード・オブ・オズ」を中古で購入したところ、お店の人が中身のCDを間違えていてボストンの「Don't Look Back」が入っていたことがありました。

 

何も知らなかったので、悪魔的なジャケットなのになぜこんな爽やかな曲が!と頭が大混乱したことを思い出します(気になる方はググってみて下さい)。

 

ボストンのアルバムも良かったので、結局オジーのアルバムはもう一度買いに行きましたとさ。

アドリブ

 

ギターの奏法とは少しずれるかもしれませんが、ソロギターっぽいことをやっていた期間が長い私にとっては、アドリブで弾くことも革新的なことでした。

 

アドリブと言っても、本当に自由なものからジャズのように複雑なものまで色々だと思いますが、特にこんな感じのシンプルながらいつまでも聴いていられるようなものがお気に入りです。

グラント・グリーンの「Windjammer(ライブ版)」です。

 

グラント・グリーンはジャズの名門ブルーノートに残したハードバップ期の演奏も大好きなのですが、この曲のように晩年のファンキーで何かから解き放たれたような演奏も何とも言えません。

 

 

 

オーケストラのように考え抜かれた編曲と演奏も良いですが、アドリブの要素が強いライブ感のある演奏もまた音楽の魅力の1つだと教えてくれます。

 

アドリブにも練習が必要ですが、対応できることを増やしていくことによって世の中のプレイヤーとセッションできる機会も増えていくのが良いですね!

 

それも国や言語を問いません!!

 

私もまだまだでてくる音が稚拙なこともありますが、この楽しさをどんどん味わえるように練習して行きたいと思います。

さいごに

 

ギターにハマるきっかけになった奏法を5つご紹介しました。

 

気になるものがあったらネットで調べたりギター教室で教えてもらうなりして、ぜひ実際に弾いてみて下さい。

 

三日坊主の私が長年ギターを弾き続けることになるくらいなので、どれも衝撃度MAXだと思います!

 

1つでもハマればよりギターが楽しくなること請け合いですよ♪

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