過去のブログでエレアコ用のエフェクターボードをご紹介しましたが、最近それに改良を加えました。私なりに工夫した部分があるので書いてみたいと思います。
エフェクターの入れ替え
まず始めに、これまで使っていたエフェクターボードはこんな感じでした。
KEY9というエフェクターを外して、変わりにワウ(①)とBASS 9(③)を加えています。
KEY9は最近ライブで演奏する曲で使わないので抜いているだけで、他意はありません。
代わりに加えたBASS 9という似たような名前のエフェクターは、KEY9と同じEletro-Harmonix社のもので、様々なベースの音が出せる(低い方向のみの)オクターバーといった所です。
アコギ1本で演奏しているとどうしても軽い感じになってしまうので、低音が欲しいときに使っています。
BASS 9の詳細はブログ「飛び道具系ギターエフェクターの使い所とおすすめ機種」をご参照下さい。
今回の改良で最も大きなチャレンジは、何と言ってもワウを入れたことですね!
ワー・ワー・ワトソンというギタリストのアルバムを聴いていたらものすごく欲しくなって買ってしまいました(この人はその名の通りワウのスペシャリストです!)。
もちろんエレキでも使いますが、アコギでも使いたかったのでワウの機種選択は悩みました。
エレキだとデモ動画が山ほどあるのですが、アコギはないので・・。
結局、音の調性しろがある方が良いという判断で、ワウの周波数帯の切り替えやピークの強さがいじれる[535Q Cry Baby MULTI-WAH]にしました。
コンプレッサーの活用
先ほどのワウを購入してアコギで色々試しましたが、やはりパラメータ調整の幅が広いものを選んで良かったと思います。
色々いじって、持っているアコギが良い感じにワウワウ鳴るようになりました。
しかし、フィルターの周波数を動かすというワウの特性からか、普通に出力するとどうしても音が割れてしまいます(アコギでしかもルーパーをかますような例外的な使い方をしてるからですが・・)。
そこで思い出したのが、プリアンプ(②)についているコンプレッサーの機能です。
これまではダイナミクスが出づらくなると思って使っていなかったのですが、ここで役に立ちました!
ギターからまずワウに入力してその後にプリアンプのコンプレッサーをかけることで、レベルオーバー気味な音量をほどよく押えることに成功しました。
コンプレッサー単体を買うとお金もかかるしボードに入りきらないので、これは助かりました・・。
色付きシールドの使用
ワウはどうしても左足で踏みたいので、ボードの左側に配置することにしました。
すると今度は配線がごちゃごちゃに・・。
右から入力して左に出力するエフェクターが多いので、これは仕方ないですね。
自宅でなら良いですが、外で弾く時につなぎ方をミスりそうだったので、色付きのシールドを購入して分かりやすくしてみました。
ギターからは金色のシールドが伸びてまずワウ(①)に入り、白いシールドでプリアンプ(②)へ、色々通って最後のルーパー(⑤)から赤いシールドで出力するという感じです。
白いシールドの長さが若干足りないような感じですが・・これは事前の計測ミスです笑
可搬性の向上
新しく購入したワウは大きいので、始めはボードと別に持ち運ぼうと思っていました。
しかし電車移動の場合だとギターを背負って、ボードが入ったケースを手に持って、そこからさらにワウを持つのはちょっと大変です・・。
そこで従来の位置からエフェクターを少しずらして、ワウが収納できるようにしました。
水色の点線の所にワウを置くと、ギリギリこれまで使っていたケースに収まります・・!
ここまで計算してなかったのでほんとにラッキーでした(いやちゃんと事前検討しないと駄目ですが・・)。
さいごに
このブログを書いている時点で、今回ご紹介した改良エフェクターボードはライブ未使用なのですが、追って動画などをアップできたらと思います。
何曲かワウを使ったアレンジを進めているのですが、ライブ本番でどのように響くか非常に楽しみです。
これからも楽しんでもらえるギターが弾けるように、機材面も改良を続けたいと思います。
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