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本番直前はどんな練習をすべきか?

ライブや演奏会だけでなく、バンドのスタジオ練習やアンサンブルの練習でも事前に準備が必要です。直前ともなると一生懸命に楽器の練習をしないといけない気持ちになりますが、果たしてそれで良いのでしょうか?

今回のブログを書くきっかけは、マンガ「キン肉マン」の印象的なシーンを思い出したからです。

 

キン肉マンは「日本に住む人間を超越した存在・超人のキン肉マンことキン肉スグルが、仲間の正義超人と共に、次々に立ちはだかる強敵とリング上で戦っていく、プロレス系格闘漫画」(Wikipediaより)です。

 

何巻のどのシーンとまで覚えていないのですが、大体次のような感じでした。

 

 

 

敵の圧倒的な強さを見せつけられたキン肉マン。

 

翌日には自分がその相手と戦う予定だが、恐れをなして逃げ出そうとする。

 

しかし周りからの説得で犠牲になった仲間のことを思い出し一念発起。

 

さっそくその場で腹筋して体をきたえ始める!

 

 

 

子供心にも、次の日が試合なのにこれは遅すぎるだろうと思いました・・。

 

今考えても、たぶんちょっと腹筋を良く見せるくらいの効果しかないように感じます。

 

まだ対戦相手やリングの情報を入手して、対策を考えるみたいなことの方が効果があるのでは?

 

 

 

キン肉マンは好きなので別にリアリティーとかはどうでも良いのですが、ちょっと待って下さい!

 

これって本番直前に一生懸命楽器の練習をする行為と、実は大差ないのではないでしょうか??

 

 

 

筋トレほどではありませんが、本番直前にがっつり練習すると当然疲れます。

 

そうすると疲労が肉体的なものであれ精神的なものであれ、本番(または本番を見据えた練習)で100%の力を発揮できなくなってしまいます。

 

本番直前に楽器を練習することは、有効なようで実はそうではないような気がしてきました・・。

 

私自身は30分くらいの持ち時間での演奏をたまにやるくらいなので、本番の前日は弾き過ぎない程度に普通に練習してます。

 

本番当日は朝から演奏予定の曲を一通り弾き、それ以降は本番までほとんどギターを触りません(リハーサルがある場合はもちろん弾きますが・・)。

 

当日は練習するというよりは、機材や電池に問題がないかとか、MCで何を話すことをイメージするとか流れを確認しているイメージです。

 

 

 

本番の規模や演奏時間、頻度によっても直前練習の内容は変わってきそうですね。

 

もっと長時間の演奏で回数も多い人であれば、リハーサルと直前のウォーミングアップくらいしか弾かないことも多いと思います。

 

 

 

逆に、それまでに演奏面での練習は終わらせておく必要があるということですね。

 

演奏面の準備は1日や2日では出来ないことが多いので、意外と計画性が問われる所でもあります・・。

 

例えば新しい曲を覚えるのは1日あれば十分と思われる方もいるかもしれませんが、個人的にはもう少し掛かるイメージです。

 

何度も聴いてもギターでコピーしてみても、次の日にはあんまり覚えていません(私の記憶力が悪いだけかもしれませんが・・)。

 

自発的に頭から曲が鳴るようになるには、最低2日(2晩?)は必要な印象です。

 

ここからさらに弾き方を確認する時間と、自然に弾けるようになるまで練習して定着させる時間と・・と考えると結構な時間が必要ですね。

 

個人で曲を決められる場合は、準備不足のものを次回に回すなどの融通が効きますが、バンドや大人数の編成ではそうは行きません。

 

もし本番直前でも覚えてない曲や弾けてない曲がある場合は・・ギリギリまで悪あがきするしかないですね!

 

細かいフレーズは無理でも曲の構成やコード進行だけカンペを作って弾けるようにしておく等、他の人になるべく迷惑を掛けないようにしたい所です。

 

しかしそれで1度はうまくいっても、同じことを繰り返していたらおそらく得るものは少ないのでは?という気もします(試験勉強を直前にやっても結局ほとんど身に付かないことは私自身が実証済です・・)。

 

 

 

何にしろ、キン肉マンのように直前に練習する必要がないようにしたいですね。

 

しかし良く考えるとあのムキムキの体形を維持しているので、見えていない所ではしっかりと練習しているのかもしれません・・。

 

試合前日の腹筋トレーニングは、超人にとっては実はウォーミングアップのようなものだった?

 

とにかく、マンガのヒーローですら準備を怠っていないのなら、凡人の私はなおのことコツコツと準備しないとダメですね。。

 

 

 

話が反れましたが、今回の結論は「本番直前は段取りや機材の確認等に注力して、あまり楽器を弾き過ぎないのがベター(ただし演奏面での準備は出来ている想定)」という所でしょうか!

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