エレキにはないアコギの凄さとは？

同じギターでも違う楽器とまで言われるエレキとアコギ。それぞれ良い所は沢山ありますが、今回はアコギの凄い部分を語りたいと思います。アコギを始めようか迷っていたり、買うのをためらっている方はぜひご覧下さい！

さっそくですが思い付くものからどんどんご紹介して行こうと思います。

なおエレキと共通する部分、すなわちギター自体の凄さは今回は除外しているのでご了承下さい。

最初に頭に浮かぶのがこれです。

さあ練習しようと思った時や不意に歌詞やメロディーが浮かんだ時、家族の誕生日にハッピーバースデーの伴奏をする時・・アコギであればすぐに音を出すことができます。

エレキギターはシールドを差して、アンプの電源を入れて、ボリュームやトーンを調節して・・と意外と音が出るまでの手数が多いです。

何かをメモしようとする時、一番シンプルで便利なのは紙と鉛筆ですよね。

・・例えが下手ですがそんな感じです！

これに関してはエレキどころかピアノなど他の楽器と比べても、アコギはかなり優秀ではないでしょうか？

家でも、車の中でも、公園でも、川原でも・・どこでも弾けてしまいます。

「水に濡れる可能性がある場所はさすがに無理でしょ？」と言われるかもしれませんが、近年はボディが木ではないアコギなんかもあるので大丈夫です(濡れないに越したことはありませんが・・)。

最近流行りのキャンプなんかにも、アコギを1本持って行ったらより楽しく過ごせそうです。

これは半分冗談ですが、意外と凄い部分でもあるんです。

なぜなら停電してても弾けるので！

まあ最近は昔みたいに長時間停電するようなことはなくなりましたが・・。

でも災害などに合って電化製品もまともに使えない、なんて時でもアコギが無事であれば音楽を奏でることができます。

それどころじゃないかもしれませんが、なんかちょっと素敵な感じがしませんか？

便利な世の中になったからこそ見逃しがちなアコギの凄さです。

アコギはレンジが広くパーカッシブな音が出せたりもするので、1人で弾いても最低限音楽として成り立ちます。

ソロギターも良い例ですが、ギター弾き語りが好きな人が多いことが何よりの証拠ではないでしょうか。

もちろんエレキでも弾き語りは可能ですが、何か足りない感が出てきます。

逆にバンド等だとアコギはエレキに比べて主張しづらく、空気感を演出する感じになることが多いですがそれも一興ですね。

バンドで演奏するのが目的の曲でも、最初にアコギで骨格を作っておいて後から肉付けすることも良く行われます。

なのでバンド志向の人にもアコギは役立ちますね。

諸説ありますが、アコギは弾きこむほどに音が良くなっていく傾向があります。

もちろん同じ木材を使っているエレキでもそうかもしれませんが、アコギの方がその差が顕著ではないでしょうか。

ギターがただの道具ではなく、育っていく感じがあるのが何とも愛着がわきます。

アコギは楽器の中では音が小さい方ですが、住宅事情を考えなければならないこのご時世ではベストな音量ではないでしょうか。

1人で弾くときや狭い場所であれば、生音でも何とかなる音の大きさです。

弾き方や壁の厚さにもにもよりますが、隣の部屋に聴こえるか聴こえないかは絶妙な範囲・・。

静かな夜にガチャガチャ弾くのはさすがに苦情が来そうですが、常識的な範囲ならそこまで問題になることはないと思います。

逆に音を大きくしたいときは、マイクで集音したりピックアップを使ったら良いのでこれは楽です。

思えば大切な人のためだけに奏でる・・なんてことに一番適している楽器な気がします。

エレキギターを持ったことのある方には分かってもらえると思いますが、アコギは軽いです！

そりゃウクレレに比べたら重いですが、我慢できるくらいの重さ(?)だと思います。

エレキは長時間ストラップで下げていると結構肩にくる感じがあるので・・。

屈強な肉体の持ち主なら気にならないかもしれませんが、力の弱い方や子供さんなどでも扱いやすいのはアコギの方だということは間違いなさそうです。

大人でも頻繁に持ち運ぶとなると、重量は結構効いてくるのではないでしょうか。

アコギの凄さをご紹介してきました。

エレキギターをメインで使う(使おうと思っている)人が無理にアコギを弾く必要はありませんが、あると何かと幅が広がると思います。

アコギをお持ちでない方は、ぜひ1本手に入れてみてはいかがでしょうか？

すでにアコギを持っている場合は・・その凄さに感謝してプレイしましょう笑

しかし今回の内容は逆もまた然りな気がします。

アコギにはないエレキギターの凄さってことですね・・。

アコギだけ弾くよりも、エレキもかじった方が幅が広がりそうです。

さらに言うと、ギター以外の楽器をプレイすることによる相乗効果なんかも気になってきました。

私はギター以外の楽器は全然ダメなので、マルチプレイヤーの方にお会いできたらその辺のお話しも聞いてみたいと思います。