寒い時期やクーラーが効きすぎた部屋などでギターを弾く時、冷えた指がうまく動かずにヤキモキした経験はありませんか?今回は本番の演奏前にできる手の冷え対策について考えてみたいと思います。
自宅や練習スタジオでギターを弾くのであれば、部屋を暖かくしたり着込んだりすれば、体が温まって手の冷えも解消することが多いです。
しかし、ライブハウスや屋外のステージで弾く時はそうはいきません!
環境を自分の思う通りにコントロールできませんし、かと言ってモコモコの着ぶくれた姿で人前に立つのもはばかられますし・・。
何とかスマートに手を温める方法はないでしょうか?
ネットで手の冷えを解消する方法を検索してみると、「手をマッサージする」という方法と「手を振る」という方法が多くヒットします。
確かにマッサージは何となく思い付きますし、無意識にやっていることもありそうです。
しかし、手を振るというのは今回初めて知りました。
なんでも、手を振ると遠心力によって温かい血液が手の先に行き届くので、冷えが少し和らぐそうです(警視庁のホームページより)。
これは目から鱗と思い、実際に寒い日にギターを弾く前にやってみました。
結果、手の動きは若干良くなった気がしますが、思ったほど効果は感じられません。
おそらく、屋外に長くいて体が芯から冷え切った時に、携帯電話のメールを打たないといけない!みたいな状況では役に立つ方法なんだと思いますが、ギターを弾く時は効果が薄そうです。
本番前に、手を何回もブンブン振ることも、中々できないこともありますし・・。
同様にマッサージも、やらないよりはマシですが、指先を思い通りに動かすレベルにするのは難しいように思います。
じゃあどうすればええねん!?と言われそうですが、正直言うとベストな方法は見つかっていません・・。
個人的には、本番直前まで上着を着たままでいる等で防寒しつつ、カイロで手を温めておく方法をとっています。
ただ、カイロは出かける時にうっかり忘れることも多いです。
なので実際には寒い時でも比較的暖かい「首筋」に手を当てて暖を取ることがほとんどだったりします。。
まあ大した方法ではありませんが、本番前の待機中にガサガサ動かなくても良いですし、逆にいかにも余裕がありそうな感じを出せたりします(本当は寒いし緊張するしで気が気でないんですが・・)。
知り合いのギタリストがやっていた方法としては、本番前にダッシュするというのがありました!
出番が近づくと、辺りの道を何往復か走って体を温める感じですね。
確かに体全体の血行が良くなって、手の冷えだけでなく頭の回転まで良くなりそうです。
ただ私の場合は、走ると体は温まるものの、疲れで手がプルプルと震えてしまって、あまりギターを弾くのに適した状態にはなりませんでした。。
普段からスポーツをやられている方に向いている方法かもしれません。
他にも、温かい飲み物で体を温める人もいれば、本番直前まで手袋をしている人もいます。
自分に合った冷え対策をすることで、理想のギタープレイができたら良いですね!
・・と締めたい所ですが、手の冷えさえ解消すれば、寒い所でもうまく弾けるというわけではないのが実感です。
少しくらい手が冷えてしまっていても、しっかり練習した曲であれば自然に指が動くことが多いです。
また、うまく弾けない原因の大半は手が冷えているせいだと思っていたのが、実際は慣れないステージで緊張していたからというのもありました。
手の冷えもプレイを左右する1つの要因ではありますが、他にも様々なことが絡み合っているイメージですね。
そのあたり、手は温めても頭は冷静に判断したい所です!
関連記事
やってはいけない曲紹介
アイデアが出てくる状況ベスト3
ソロギターの闇
演奏者と観客を分断する大きな壁「譜面台」のやめ方