このブログの公開からおよそ3週間後の2024年3/30(土)に、指弾きギターのコンテスト「フィンガーピッキングデイ2024」が開催されます。私も音源審査の予選にエントリーしたのですが、あえなく落選しました・・。落ち込んでいても仕方がないので、敗因を分析して今後に活かしたいと思います。
フィンガーピッキングデイの予選は、カバー曲とオリジナル曲の2曲を録音したCDかデータを送付して、審査してもらう形式です。
どちらの曲も自分でギター用に編曲したもので、指弾きだけで演奏されている必要があります。
毎年20名弱が予選を通過して、横浜の赤レンガ倉庫のホールで開催される決勝ライブに進むことができるのですが・・私はたどり着けませんでした。。
以下、私の1人反省会のような敗因分析になります。
うまくいかなかったことも、きちんと整理して残しておこうというのが、本ブログのモチベーションの1つです。
後は、もしかしたら(今回のコンテストに限らず)同じように、何かにチャレンジしている人の役に立つかもしれないと思ったりしてます。
大きなお世話かもしれませんが、反面教師として気が向いたら参考にしてみて下さい!
敗因①
敗因の1つ目は、シンプルに他のギタリストよりも良い演奏ができていなかったことだと思います。
もちろん、送付した音源は、自分が納得するまで練り上げたものです。
しかし今の時代、SNSや動画サイトでたくさんの素晴らしいフィンガーピッカーの活動を見ることができ、自分がそのレベルに達していないことは薄々感じています。
今回の予選落ちで、それが客観的に判断されたということですね・・。
応募音源のうち、特にカバー曲は演奏の良し悪しが顕著に現れると思います。
広く知られている曲を選択しますし、審査員の方々も原曲をご存知なので、それをどうギターで表現するのか、力量が問われる形です。
私が選んだ曲はシャカタクの「ナイト・バーズ」でした。
ギター1本で弾くには結構な難曲で、当初はアレンジも中々進みませんでした。
アレンジが固まってからも、まずまずのプレイができるまで仕上げるのに、かなり時間が掛かりました(体感で1年くらい・・)。
応募した音源とは異なりますが、ライブで演奏した映像が残っているのでアップしておきます。
細かいミスはもちろんですが、もう少しリズムや音量バランスを改善して、後はもっとクールな感じにキメられたら・・という感じです。
予選の審査結果には、合否の他に審査員の方のコメントが添えられているのですが・・自分が気になっている部分がずばり指摘されていました。
まあこれで課題が明確になったので、後は取り組んで解決するだけです!
それが難しいっちゃ難しいんですが・・。
敗因②
敗因の2つ目は慢心ですね。
これはギターを始めて数年してからずっとなのですが・・ちょっと上手くなったと思ったらすぐ調子に乗る癖があります笑
そんな時に自分よりはるかに上手いギタリストに出会って、鼻をへし折られるというのを繰り返してきました・・。
今回の予選敗退もそんな感じですね。
フィンガーピッキングデイの決勝ライブ自体は、昨年の2023まで2回連続で出ていました(どちらも入賞はできませんでしたが)。
まずここで、次も決勝に行くステップは大丈夫だろうという、謎の自信(これが慢心)が生まれています。
しかも、この2回連続決勝に出たときの応募音源は、いずれもライン録音した音源でした。
それまでは、アコギの生音をマイクで拾って録音・応募していたのですが(決勝ライブはマイク集音なのでそれに合わせていた)、機材が故障したのをきっかけに、比較的きれいに録音しやすい、ライン録りに変更したんです。
そのタイミングから2大会連続で予選通過できたので、これは録音方法の問題もあったのではないか・・と。
謎の自信(だから慢心)に拍車がかかったわけですね。。
本当に優秀なギタリストは、調子に乗ることなんてないのかもしれませんが、私の場合は調子に乗っている期間があるからこそ、ギターが続けられているのもありますし・・難しい所です。
でもよく考えたら(良く考えなくても)、調子に乗れるくらいのプレイができているわけではありません。。
またしばらく、精進モードで頑張っていきます!
敗因③
最後の3つ目の敗因は、フィンガーピッキングデイのシステム上の(制度上の)問題です。
と言っても、審査方法などのシステムに、ケチをつけたいわけではありません。
前回まで2大会連続で決勝ライブに出られたと申し上げましたが、実はこの2回は2019年と2023年の開催で、かなり間が空いています。
これは、コロナ禍で開催が中止された年が複数あるためですね・・。
2023年の大会は、開催されるはずだった2020年の時の音源審査で通っていた権利が繰り越されて、出場できた形になります。
ということは、空白の数年間は厳しい音源審査を受けていない状態で過ごしてきたということです。
数年もあれば、若くて素晴らしいギタリストが、たくさん台頭してくるでしょう・・。
(私のように調子に乗らない)ベテラン勢もそれに負けじと腕を磨いていたことだと思います。
私も、コロナ禍だからこそと思ってやっていたことが、いくつかあります。
しかし、こうなってしまっては、その時の過ごし方は適切だったのか、自省する必要がありそうです。。
他にシステム上の問題に引っ掛かった部分として、応募音源の「長さ」があります。
2024年の今回から初めて、カバー曲とオリジナル曲で合計6分を超えた場合は減点と、審査結果に明記されるようになりました。
私の応募音源はCDタイムで見ると、6分をわずかに超えてしまっているので、減点された可能性があります・・。
音源審査の応募要項には「2曲で6分程度が目安」くらいにしか書かれていないので、そこはきちんと明記してほしかったと思いますが・・。
決勝ライブでも6分を超えると減点になるのですが、それは少し前の大会から明言されています。
なのでこれまでは、予選の応募音源はアレンジとしてきれいにまとまっている形で作成(だいたい6分のアバウトな感じ)、決勝ライブに行けたらそこからテンポやアレンジを詰めて、必ず6分以内になるように・・という流れになっていました。
今となっては言い訳にしかなりませんが・・次回からレギュレーションに関しても、一層気を付けます!
・・という所で、1人反省会は終了です!
フィンガーピッキングデイ2024の決勝ライブでは、ファイナリスト達が素晴らしい演奏を繰り広げてくれると思います。
私も現地で観戦できるかどうか分かりませんが、結果を見届けたいと思います。
来年も開催されるかは現時点では不明ですが、応募用の(純粋に指弾きだけの)曲は既に準備しています。
また1年近くかけて練習・修正をしつつ、大切に育てていきたいと思います。
ちなみにどんな曲かと言うと・・まだ変わる可能性もありますし、そこは伏せておきます。。
ぼちぼちライブで披露していこうと思うので、良かったら会場に遊びに来て下さい!(ライブ情報はこちら)
今回のフィンガーピッキングデイ2024の予選落ちは、正直結構へこみました・・。
しかし、もしチャレンジしていなければ、今のように強く前に進もうという気持ちになっていなかったかもしれません。
来年もどうなるか分かりませんが、またギターと真摯に向き合っていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。
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