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意外と使える「ギター関連の略語」

先日、参議院で手書きの速記が廃止されるというニュースを目にしました。考えてみると、速記ほど本格的ではないにしても、何かをメモする時に簡略化して書いていることは結構多いです。今回はギター関連の略語を集めてみました。

実際に使っている略語

 

まずは、私が普段使っている略語です。

 

パッと思いつくのは、

  • アレンジ:Arr
  • イントロ:In
  • エンディング:End
  • セットリスト:セトリ
  • ハーモニクス:Harm
  • バッキング:伴
  • フレット:F (7フレットなら7F)
  • メロディー:メロ
  • YouTube:YT

このあたりでしょうか。

 

 

 

セトリは一般的に使われていますが、他は自分で勝手に考えたものです(ただ短くしてるだけですが)。

 

なので、自分用のメモなら良いものの、他の人に見せる時には分かるように再変換する必要がありますね。。

 

同じように、独自の略語を使っている人も多いのではないかと思います。

 

 

 

略語は様々なシチュエーションで使えますが、会話している時がもっとも有用ではないかと思います。

 

バンドメンバーとの打ち合わせ内容や、ギターレッスンでもらったアドバイスなど・・話をしている途中で素早くメモが取れるので便利です。

 

 

 

他に、スペースを省略したい時にも略語が活躍します。

 

譜面へ簡潔に書き込みたい時などですね。

 

 

 

私はExcelで日々の練習内容をまとめているのですが、限られた文字数で端的に記述するのにも略語が役立っています。

 

例えば「7フレットのハーモニクスでアレンジ」は「7FのHarmでArr」といった感じです。

 

半分くらいの文字数になり、見なおした時にも分かりやすくなります。

演奏パートの略語

 

楽器で略語と言えば、演奏パートを挙げない訳にはいきません。

 

あまりたくさん並べても仕方ないので、よく使うものだけを書くと・・。

  • ボーカル:Vo
  • コーラス:Cho
  • ギター:Gt
  • ベースギター:Ba
  • ドラム:Dr
  • キーボード:Key
  • ピアノ:Pf

大文字と小文字の違いやピリオドを(Gt.のように)付けるなど、人によって細かい揺れはありますが、だいたいこんな感じだと思います。

 

 

 

よく見ると、ピアノのPfだけイレギュラーですね・・。

 

「piano」なのに何故かfが入っています。

 

これは理由を知ると納得して、略語もスッと覚えることができるので、気になった方は調べてみて下さい。

奏法の略語

 

奏法に関する略語も、良く使うものだけをリストアップしてみます。

  • ハンマリング・オン:H
  • プリング・オフ:P
  • ハーモニクス:Harm
  • ミュート:M
  • チョーキング:cho
  • アルペジオ:Arp
  • ストローク:Str

チョーキングのchoはコーラスと同じ文字列になってしまっているので、Cのみにして区別する方が良いかもしれません。

 

そういえばチョーキングは和製英語で、ネイティブの人には通じないという話もありますが・・今回は自分がとりあえず分かれば良いので、一旦わきに置かせて下さい。。

 

 

 

最後のストロークは、今思いついたのを書いただけなので、その辺の譜面には同じ表記がないと思います。

 

「ストローク」と手早く書くのは大変だなと思っていたので、今度また使ってみたい所です。

スケールの略語

 

スケール名は曲をアナライズする時に使うくらいかもしれませんが、こちらも様々あります。

 

綴りを間違えてもダメですし、普段あまり使わないこともあるので、この部分については書籍から抜粋させて頂きます。

 

昔におすすめの理論書として紹介したこともある、ベーシスト納浩一さんの著書「JAZZ STANDARD THEORY」の表記です。

  • アイオニアン:Ion
  • ドリアン:Dor
  • フリジアン:Phr
  • リディアン:Lyd
  • ミクソリディアン:Mixo
  • エオリアン:Aeo
  • ロクリアン:Loc
  • ハーモニックマイナーパーフェクト5thビロウ:Hmp5↓
  • オルタード:Alt
  • コンビネーションディミニッシュ:Com.Dim

「ハーモニックマイナーパーフェクト5thビロウ」なんて、もはや真面目に書く人はいないだろうと思うほどの長さですね。。

 

略語の効果が大きい分野ではありそうです。

さいごに

 

ギターに関連する略語をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

 

適切に使えば、聴き洩らしをなくして正確にメモを取れたり、綺麗で分かりやすい譜面が作れたり、様々なメリットがありますね。

 

標準化されている略語を使うのが無難ですが、自分だけのオリジナルの略語を考えて使うのも良さそうです。

 

 

 

ただし、手書きの字が汚いと、いくら略し方に問題なくても後で解読することができなくなります(私のことです・・)。

 

美しい文字で素早く書くのは至難の業だと思いますが、せめて判別できる程度に丁寧に書かないといけませんね。

 

 

 

あと、例えば会話の内容については、どの部分を要約してメモするかも、略し方とはまた違った部分で重要になってきます。

 

まったく重要でないことを、正確に書き留めても意味がないですし・・このあたりも実践を繰り返して腕を磨いていかないといけないなと思いました。

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