ギター本体に関しては、リペアや修理で失敗したことばかりを書いてきた本ブログですが・・ようやく明るい話題を書く時が来ました!先日、ドルフィンギターズさんで新しいアコギを購入したのですが、その時の対応がとても感動的だったので、詳細を残しておきたいと思います。
最初に念のため、お断りしておくと・・このブログはステルスマーケティングでも何でもありません(そもそも全然隠れてない)。
私はどの楽器店とも利害関係がなく、ブログの内容はいち個人の感想に過ぎません!
なので、逆に「ブログに書いてあるのと実際は違った!」という苦情も受け付けません笑
それはさておき、今回ドルフィンギターズでお世話になったのは、次期メインギターとなるエレアコ(Maton)を買うためでした。
現在のメインギター(ColeClark)は15年ほど使っており、木材や電気系統に少しガタがきている状態です。
ちょくちょくライブやイベントで演奏するのですが、本番中に調子が悪くなることも出てきて、新しいギターの入手が急務になっていました。
もちろん、メインギターが壊れたら終わりという状況はまずいので、これまでにもスペアのギターを用意しようと試みたことがあります。
最終的に計2本のギターを買ってあれこれ試したのですが、いずれも満足いく状態にならず、手放して元のメインギターに戻るということを繰り返してきました・・。
この辺りの顛末は、ブログの最後の関連記事から、詳細を記したブログに飛べるようにしておくので、良かったら覗いてみて下さい。
ドルフィンギターズでの購入は、3度目の正直(2度目まではそれぞれ違うお店)になります。
これまでの2度の失敗経験から、かなりナーバスになっていたのですが・・今回は満足度がこれまでより桁違いに高い結果でした!
どのギターショップも、扱っているのは同じギターなのに、なぜ違いが出てきたんでしょうか?
ドルフィンギターズで買って良かったと思う点はいくつかあるのですが、一番はギターを自分が思うセッティングにピタリと調整してくれた所です。
そもそも購入のきっかけは、ホームページの在庫検索(←これができるのもうれしい)で、好みのギターが出てきたためでした。
お店に行って試奏させてもらったのですが、その時点では弦高がビタビタに低くてビリビリ鳴るので、正直イマイチな感じでした。
ただギターの状態や音自体は申し分なかったので、「少しくらい弾きにくくなっても良いので、こういう弾き方でビビらないようなセッティングにできますか?」と相談したんです。
調整自体はどこのお店でもやってくれると思いますが、ドルフィンギターズはその精度と仕事の早さが段違いでした。
調整してもらう⇒弾いてみてコメントする⇒調整してもらう、というサイクルを何度か繰り返して、短時間で完璧に好みのセッティングになったんです!
こちらは、どこをどれくらいいじれば良いか分からないので、どんな調整をするのが良いかをその都度ご提案頂きました。
結果的に、店内でできるネックの反り具合の変更と、ブリッジサドルの交換・削り調整(←これがすぐできるのもすごい)でうまくおさまった形です。
このことは、単にギターが理想の状態になっただけでなく、ギターショップの方と一緒に目的に向かっている感覚があって、良い経験になりました。
カーレースのメカニックとドライバーが、協力し合って優勝を狙っていくような感じでしょうか・・。
考えて見ると、今までのギターショップは、多かれ少なかれ一方通行だった気がします。
そういえば、私がドルフィンギターズの方と、セッティングに関してあれこれやっている時に、別のお客さんもいらっしゃいました。
そのお客さんは、エレキギターの調子が悪いということで、飛び込みでリペアの依頼をしに来られたようです。
私はホームページのお知らせを見て知っていたのですが、実はその時のドルフィンギターズでは、ギターを預かる形のリペアの予約が一杯で、新規のリペア受付は一時休止になっていました。
しかも、ドルフィンギターズの得意分野(アコギ)で無いエレキギターの持ち込み。。
野次馬根性で、どんな感じで断られるのかと少し気にしていたのですが・・店員さんは機械的にあしらうでもなく、本当に真摯に対応されていました。
結局、お店の中で出来る調整で問題が解決したようで、そのお客さんは満足げにお店を後にしてました。
ちなみに費用は500円(!)だったようです(聞き耳は立ててません、聞こえちゃったんです・・)。
細かい作業内容は分かりませんが、お客さんとのコミュニケーションから意図をくみ取って、最善の策を提案するという姿勢が、この辺りからも垣間見えた気がしました。
ちなみに、私がギターを調整してもらった時、最終的なセッティングに関して、「本当にこれでいいんですか?」と若干驚かれました。
どうやら、弦高を出来る限り低くして優しく弾くという、今のトレンドと逆の状態になっているからのようです。
ということは、過去の他店でのリペアが気に入らなかったのも、少数派なセッティングを望んでいたからかもしれません。。
過去のお店では、多くの人が満足するセッティングにしてくれていたんでしょう。
しかし、私がこれじゃないと言って軋轢を生じる・・。
こちらが詳細を伝えきれてなかったのも問題ですが、一方通行的なコミュニケーションだったのが悪い結果に繋がったのだと思います。
この辺りは、自分がギターの演奏やレッスンでも同じようなことをしていないか自省しないと、と感じました。
自分が実際に痛い目を見たことなので、絶対に他の人に味わってほしくありません。。
私が新しく買ったギターは、機会があれば、またブログでもご紹介しようと思います。
まだプリアンプのセッティングやエフェクターとの相性など、探り探りの状態ですが、生涯の1本として弾き続けられるギターではないかと、大きな期待を寄せています。
ライブやYouTubeの演奏動画でも、徐々にお披露目していくと思いますので、よろしくお願いします!
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