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「サービス終了」の衝撃!

先日、スマホで遊んでいたゲーム(ソシャゲ)がサービス終了して、こちらの意思に関係なく、一切プレイができなくなってしまいました・・。あまりにあっけない終わり方に衝撃を受けたので、無理矢理アナロジー的に音楽の話と結び付けつつ、ブログに残したいと思います。

今回サービス終了したのは「ミニ四駆 超速グランプリ」というゲームです。

 

子どもの頃、実際に作って遊んでいたミニ四駆がケイタイの中で再現されていて、しかも気軽にレースができる!ということで、懐かしさから遊んでいました(歳がばれる)。

 

良くあるソシャゲと同じで、ガチャを回してアイテムを手に入れるんですが、ミニ四駆なのでタイヤとかローラーとかが排出される感じです。

 

華やかなキャラや強そうな剣が出てくるわけではないので、ある意味、世界で一番地味なガチャですね笑

 

サービス終了の理由は分かりませんが、もしかしたら、そんなガチャがユーザーの射幸心を煽り切れなかったのかもしれません・・。

 

 

 

終了までの流れとしては、まずサービス終了の2ヶ月ほど前に、その旨のお知らせが来ました。

 

そこからは課金が出来なくなり、通常はゲーム内のコインを使わないと引けないガチャが開放され、ほとんど弾き放題の状態になっていました(←こうなると引く気が起こらないので不思議)。

 

サービス終了の時間になると、数行の感謝のメッセージと、使いきれなかった課金分のコインが残っている人への、払い戻しのお知らせだけが表示され、ゲームが一切プレイできなくなりました。

 

 

 

私は無課金のライトユーザーでしたが、それでも毎日一定の時間を費やしてきましたし、サービス終了は初めての経験だったので、衝撃的でした。

 

ソシャゲが出てくる以前からゲームをやっていた世代にとっては、ソフトに飽きるかハードが壊れるかが、ある意味サービス終了のタイミングなので。。

 

それでも、ゲームのソフト(カセット)は残っているので、友達と貸し借りしたり、中古ショップに売ることもできました。

 

ソシャゲは大人の事情でサービスする側から急に供給がストップして、しかも形としては何も残らない・・何とも儚い感じです。。

 

そんな今回のサービス終了の流れの中で、いくつか思ったことがあるので、順番に書いてみます。

習慣の凄さ

 

前述の通り、サービス終了の2ヶ月ほど前には、お知らせが来ていました。

 

この時点で、ゲームをプレイするモチベーションが一気になくなりそうですが・・実際には違いました!

 

何と、サービス終了の当日まできっちりログインして、デイリーミッションをこなしてアイテムを受け取っていたんです。

 

時間にして数分の作業ですが、もう使いどころのないアイテムを得ようとするなんて、ほとんど無意味なことですよね。。

 

 

 

ここまで来ると、実益うんぬんよりは、ルーティンをやらないと気持ち悪いからやってる感じです。

 

例えるなら、毎日決まったサプリを飲まないと不健康になる気がするとか、靴下は必ず右足から履かないと運気が落ちると信じているとか、横断歩道の白い所以外を踏むと気持ち悪いとかと同じでしょうか・・いや、ちょっと違いますね。。

 

もとい、ソシャゲは毎日、なるべく長い時間遊んでもらえるように、よく考えて作られているんだと思います

 

この辺りのノウハウはブログ「スマホゲームのノウハウでギターを習慣化できる!?」で少し考察しているので、もし良ければご覧下さい。

 

 

 

習慣は、うまく使えば凄い効果を生みそうです。

 

私の場合は「朝のこの時間はギターの練習やアレンジをする」と決めているのですが、長年続けているともうモチベーションがあろうがなかろうが、ギターを持って作業に入っています。。

 

他にも筋トレとかウォーキングとか、間食とか昼寝とか・・様々な習慣を実践している人がいると思います。

 

いずれにしても、効果が出るような内容にしてそれを習慣化できると、知らない内にどんどん良い方向に向かって進んで行けるのではないでしょうか。

 

無駄なことでも習慣でやってしまうくらいなので、無駄じゃないと分かっていることが習慣化できないことはない(はず)です!

サービスの脆さ

 

今回のサービス終了では、形の無いもの(ソフトウェア)の弱点を目の当たりにした気がします。

 

置き場所が必要なくて便利ですが、いざサービスが終了したり、データが消えたりすると、一気に影も形もなくなってしまうという・・。

 

音楽だとどんなものが該当するか考えて見ると・・サブスクから好きなアーティストが撤退して聴けなくなったとか、YouTubeのレッスン動画を見て練習していたがチャンネルが閉鎖してしまったとか、リモートでセッションできるサービス(syncroom)が終了してしまった、とかでしょうか。。

 

 

 

今や曲をコピーするのも、レコードの針を戻したり、CDを巻き戻したりしてやってる人はほとんどいませんよね。

 

それこそ、サブスクで曲を繰り返し聴いたり、YouTubeで奏法の解説動画を探す人が多いと思います。

 

ソフトウェアの方は形がないので、本当に大事なものは何らかの形で手元に残しておきたい所です。

 

そういえば記録媒体について、時代が進むと記録できる情報量がどんどん多くなっているのに対して、その分物理的に壊れやすく、取り出しも不便になっているという話がありますね。

 

例えば、ハードディスクはちょっとした衝撃で壊れてしまいますが、CDやレコードはそれに比べてまだ頑丈です。

 

実際に途中に穴の開いたCD(鳥よけに使われていたもの)をプレイヤーで再生したことがあるんですが、その穴の所までは普通に聴けました。(真似しないで下さい!)

 

 

 

他には、本だと音そのものを記録することはできませんが、楽譜として残しておけますし、プレイヤー(再生機)が必要ないですね。

 

さらに昔からある記録媒体だと、石を彫って文字などを刻むというのがありますが・・これだとよほどの天変地異や人為的な破壊がない限り、その内容が失われることはありません。

 

 

 

さすがに石碑を作ることはなさそうですが、従来のものと新しいものの良い所を組み合わせて使うのは、ありかもしれません。

 

例えば、譜面の量が多くて譜めくりが大変な曲は電子楽譜を、簡単なコード譜で自由に演奏する曲は読みやすい紙の楽譜を1枚ペラで用意しておくような、ハイブリッドな方法が思い浮かびます。

 

バックアップで、電子楽譜でも紙の楽譜でもすべての演奏曲の譜面を用意しておくと、冗長性もばっちりですね。

何も残らない訳ではない

 

サービス終了でそのサービス自体は利用できなくなりますが、そこで得られた経験や知識、満足感などは消えてなくなることはありません。

 

外野から「サービス終了ですべて失ったな!」なんてヤジを飛ばす人もいますが、本人が満足していればそれで良いと思います。

 

 

 

またミニ四駆の話に戻ってしまいますが・・ゲームの中ではたくさんのパーツを使ってマシンのセッティングを色々と試してみたりとか、様々な趣向がこらされたコースを走らせたりとか、実際にできない経験が色々できました。

 

知識だけの頭でっかちな状態ですが、自分の子供が興味を持ったりしたら、また実機を作って競争するのも楽しそうです。

 

 

 

そういえば初期のミニ四駆のボディは、元々あったタミヤのRCカー(ラジコン)がそのまま縮小されたようなものが採用されていたと、ゲームの中で知りました。

 

私はそこから、

 

⇒ 昔、RCカーのレースを流しているテレビがあったことを思い出す。

⇒ 子供の頃は買うお金も作る技術もなかったが、今ならできるかもと考え始める。

⇒ 実際にRCカーを1台組み立てて、走らせた時の感動を味わう。

 

という謎の発展を遂げました!

 

クルマのメカニズムは詳しくないですが好きな方なので、とても楽しい経験でした。

 

これもゲームをやっていなければ、覗き見ることすらなかった世界だったかもしれません。。

 

 

 

結局、何が言いたいのかよく分からなくなってきましたが・・無理矢理締めたいと思います!

 

ゲームであれ音楽であれ何であれ、サービスを使うこと自体を目的化せず、何かを吸収したり影響を受けたり、発展させたりできると建設的ですね。

 

時には思わぬ方向に行ったり、時間を無駄にすることもあるかもしれませんが、それを含めてその人の個性になり、先に繋がって行くのではないかと思ったりします。

 

・・といった所で、突発的なモチベーションから書き始めたこのブログもおしまいです。

 

永遠にサービス終了が来ないギターの道を、また進んで行くことにしましょうか・・。

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