最近、"親のひとこと言い換え辞典"という本を読みました。「静かにしなさい!」を「ママにだけお話聞かせて?」に言い換えては?みたいなやつです。言い換えて効果があるかは時と場合によると思いますが、伝わるように別の観点で考えることはとても有益だと感じました。というわけで(さっそくパクって)今回はギター関係の言い換えについて、思い付くものを挙げていきたいと思います。
何年経ってもギターが全然上達しないな・・
【言い換え】
ギターは何歳になっても楽しめる楽器だ。久しぶりに弾いてみよう。
激しいスポーツや脂っこい食事は、歳をとるにつれてできなくなってきますが、ギターはそんなことありません!
少しでも頭をよぎったのなら、とりあえず弾いてみるのが良さそうです。
ギターを練習する時間がなくって・・
【言い換え】
毎日X時には家にいるから、そこから15分だけでも練習してみよう
ギターの練習はそれほど楽しくないことも多いので、よほど自分を統制できる人でない限り、自発的に始めるのは難しいです。
無理のない範囲で習慣にしてしまうのが吉だと思います。
まだ人前で弾くレベルには達してないよ
【言い換え】
自分にあった発表場所を探してみよう
人に比べて下手だから、人前で弾いてはいけないという決まりはありません!
その人に合ったイベントやライブ、オープンマイク等がきっとあるはずです。
最近は、ギターを始めてからX時間練習してこんな感じです、みたいな動画もある時代なので、本当に考え方次第ですね。
何かしら聴いてもらう状況を作るのは、練習するのと同じくらい大切なことだと思います。
タブ譜が見つからないから、この曲のコピーはあきらめよう
【言い換え】
好きな曲だから、サビの部分だけでも耳コピしてみよう
自分が好きな曲をマスターしながら、音感の訓練にもなるなんて最高じゃないでしょうか!?
もし取れない音があっても、それまで一生懸命コピーした過程は血肉になっているはずです。
寒いから練習の前に部屋を暖めておこう
【言い換え】
手が冷えている状況でどれだけ弾けるか確認してみよう
演奏本番では、自分が心地よく弾ける状況でないことも多いです。
本番であり得そうなレベルの暑さ/寒さであれば、良いリハだと思ってそのまま弾いてみるのもありだと思います。
もちろん、弾く本人やギターにダメージがあるような状況は、この限りではありません・・。
練習中に携帯の通知がたくさん来て、集中できないな・・
【言い換え】
この状況でどれだけ集中できるか試してみよう
スマホが鳴ったり、家族が話しかけてきたりといった、練習に集中できない状況でもイライラしてはいけません!
そんな中でも慌てずにプレイできるかで、弾いている曲の完成度が計れます。
もちろん、大事な要件だったらギターを置いて対応して下さい。。
本番前の最後の練習なのに、ミスしてしまった・・
【言い換え】
最後に改善点が見つかって良かった
本番直前のミスは深く印象に残るので、再発しないように真剣に対策するモチベーションが生まれます。
逆に、練習ですんなりいって本番で失敗するケースの方が嫌ですよね。
あの人の演奏は下手だな。聴いてられないや。
【言い換え】
気持ち良く聴こえない原因は何だろう?光る部分もあるのでは?
実際に、他の人の演奏を聴きたくないので、対バン形式のライブに出たくないという人がいました。
しかし、それで演奏機会が減るのはもったいないなと思います。
一概に上手・下手と決めるのではなく、多面的に考察して、自分の演奏にも活かすように持っていくのが建設的ですね。
というか、世の中には自分より凄い人なんて山ほどいますよ!
明日から旅行だから練習できないな・・
【言い換え】
旅先での体験がギターにフィードバックされるかもしれない。切り替えて楽しんでこよう。
ギターを触らない日があってはいけない、と考える人もいると思いますが、そこまでストイックになると逆効果な気がします。
ギターのことを忘れて、違うことに没頭する時間もまた、大切なのではないでしょうか。
以上、9項目だけですが、ギター版言い換え辞典でした。
時には、言い換えただけはどうにもならないこともあるかもしれません・・。
しかし、言葉ひとつで状況が好転する可能性があるなら、考えない手はないですね。
みなさんも色んなシチュエーションで言い換えてみて、ぜひ自分だけのギター版言い換え辞典を作ってみて下さい。
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