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1日の練習に掛かっているお金はいくら?

先日、訳あってコントラバスの弦を購入したのですが、その値段にびっくりしました。4本のセット弦で、何と2万円以上もしたんです!ギターの弦のように頻繁に交換するものではなさそうですが、これだけ高いと練習にも気合いが入りそうですね。そう思えば、お金が掛かっている場面って、普段よりもきちんと楽器と向き合ってることが多い気がします・・。

イヤラシイお金の話

 

例えばバンドでスタジオ練習をするには、スタジオの利用料金が掛かります。

 

普段は積極的に自主練しないメンバーも、スタジオ練習では真剣に取り組むようになります。

 

同じようにギターレッスンやギターセミナーに参加するにもお金が掛かりますが、講師の話を真剣に聞いて実践しようと前のめりになります。

 

 

 

これらはもちろん、時間が限られているから無駄にできないという気持ちも作用していると思います。

 

しかし考え方によっては、お金を使ってその時間を捻出しているとも捉えられそうです。

 

時給1000円・・などと表現するように、お金を稼ぐのにはまず時間を提供する必要があるので、お金と時間は表裏一体と言えるのかもしれません。。

 

 

 

音楽に関係のない所でも、お金が掛かっている方が人間は真剣にならないでしょうか?

 

図書館で借りてきた本よりも、自分で買った本の方が、きちんと内容を理解しようとします。

 

フリーのアプリは必要なければすぐに削除しますが、有料のものはなんとか使い道を見いだそうとします。

 

単なるトランプ遊びとしてポーカーをしてもあまり面白くありませんが、お金が掛かると一気に白熱します(←ゲームの中のカジノの話です!)。

 

 

 

前置きが長くなりましたが、今回は1日の練習にどれくらいお金が掛かっているかを、概算してみたいと思います。

 

「普段のギターの練習にもこれくらいお金が掛かっている」と意識することで、練習の取り組み方に良い影響が出るのではないか?という思い付きを、検証してみようという感じです。

 

果たしていくらになるんでしょうか?そして、練習に良い影響は出るのでしょうか・・?

消耗品に掛かるお金

 

ギターの練習に掛かるお金でまず思い浮かんだのが、弦代です。

 

消耗品で最終的には切れてしまうので、どこかのタイミングで絶対に交換しないといけません。

 

弦は弾けば弾くほどほど傷んでいくため、1日あたりの弦代としてシンプルに計算できそうです。

 

 

 

私の場合は1500円程度のセット弦を、1ヶ月(30日)ほどで交換しています。

 

同じギターを弾くのは1日に1時間くらいなので、1日あたり

1500 ÷ 30 = 50円

が掛かっていることになります。

 

ざっくり計算ですし個人差もあると思いますが、オーダー(桁)はだいたいこれくらいになりそうですね。

 

 

 

弦以外には、ピックやシールドなども消耗品と言えますが、こちらは弦に比べてオーダーが小さくなりそうなので誤差として考えないことにします(おそらく数円程度?)。

ギター本体に掛かるお金

 

弦以外に金額の大きなものとしては、ギター本体が挙げられそうです。

 

ただギター本体は消耗品ではないので、減価償却的に考えてみることにします。

 

 

 

今回は、ギターの原価を10万円、耐用年数を3年とします。

 

3年くらい経つと修理が必要になることもありますし、ギターに対する愛が冷める(?)こともあるという仮定です。

 

100000 ÷ 36[月] で1ヶ月あたりはおよそ2780円。

 

さらに30[日]で割って、1日あたりはおよそ90円となりました。

 

弦よりは金額が上がりましたが、オーダー的には同じですね。

 

 

 

当然ですが、ギターの値段が上がると1日あたりの金額も上昇します。

 

金額が大きくなるほど弾く気になるという意味では、少し背伸びして高価なギターを買うのは理にかなっているのかもしれません。

 

高いギターを買う時の、家族への言い訳に使えるかも・・?

まとめ

 

先ほど計算した弦とギター本体を合わせると、1日の練習に掛かるお金は

50 + 90 = 140円

と概算できました。

 

この金額を見て、一層練習する気なるかと言われると微妙な所ですが・・ゼロ円でないと思うだけでも少し意識が変わるかもしれません。

 

他の趣味に比べて、ギターがいかにコスパが良いかが、分かった形になりましたね。

 

 

 

ギター以外の楽器、例えば管楽器なら、練習のたびに場所を借りたり、演奏可能な賃貸に住んだり、自宅に防音の練習室を作ったり・・といった苦労をされている方も多いと思います。

 

つまり、お金が掛かっているということですね。

 

ギター以外の楽器のプレイヤーが真面目に練習しているイメージがあるのは、この辺も影響しているかもしれません・・。

 

 

 

逆にギターは、そのコスパの良さを活かして臨機応変に練習できそうです。

 

例えば、曲を弾くための練習はお金(時間)を決めて集中して行い、アレンジや作曲のようなクリエイティブな作業でギターを弾く時は、なるべくお金(時間)に制限を設けないようにするような切り替えが考えられます。

 

休みの日に何となくギターを持って、たまに出てくるアイデアを書き留める・・なんて優雅なことは、ギターにしかできないかもしれません。

 

 

 

今回のブログは以上です。

 

「1日にこれだけお金が掛かっているんだからもっと弾こう!」といった、当初に予想していた結論とは違った結果になりました。。

 

しかしまた1つ、ギターの一面を数字で知ることができて良かったと思います。

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