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強制的に練習する環境の作り方

ギターは好きでも、ギターの練習はついつい後回しにしてして結局やらない・・という人は多いと思います。それなら、絶対に練習せざるを得ない環境に身を置けば良いのでは!?ということで、今回は強制的に練習する環境の作り方を考えてみます。ギター以外の楽器にも当てはまる内容だと思うので、ギタリストでない方もぜひご覧下さい!

マインドチェンジ

 

まずは、練習に対する考え方を、少し変えてみる所から始めてみようと思います。

 

ちょっと話が飛ぶんですが、ブラウザバックせず聞いて下さい・・。

 

 

 

最近、健康のために家の近くをジョギングするようになりました。

 

ある時、決して綺麗ではないフォームで必死に走っている私の姿を見て、小さな子供がお母さんに「何で走ってるの~?」と聞いていました。

 

お母さんは何も答えなかったのですが(私が通り過ぎた後にフォローしていたかもしれません・・)、子供の目から見たら、しんどいことを何故わざわざやってるのか分からないんだと思います。

 

 

 

確かに、走っている間はほとんどが苦しい時間で、常にテンションが上がったり気分がリフレッシュしたりしているわけではありません。

 

しかし、走ることで減量効果があったり、体力がついたり、風邪などの病気に掛かりにくくなったり・・という様々な効果があることを知っています。

 

つまり、今楽しいから走るというよりは、少し先の未来が理想に近づくから走っていることになります。

 

 

 

先ほどの子供の素朴な疑問を聞いて、ギターの練習も同じではないかと思いました。

 

ギターが好きで練習ので練習中はずっと楽しいかというと、実際はそうでもありません。

 

もちろん、ずっと夢中で弾き続けられるような才能を持つ人もいると思いますが、ほとんどの人は練習を面倒に感じている事の方が多いと思います。

 

 

 

しかし同時に、練習が理想に近づくための手段であることも知っています。

 

音楽だからと特別視するのではなく、運動や勉強、貯金などと同じように、将来のことを見据えての行動だと割り切ることによって、黙々と続けられるようになるのではないでしょうか?

 

その上で、練習の中で楽しい瞬間があれば儲けもの!くらいの感覚が良いのかもしれません・・。

 

思い描く理想の姿は、別にどのようなものでも良いと思います。

 

憧れの曲を弾く、自分の曲を完成させる、カッコ良く弾いてモテる、録音を残す・・など、人によってなりたい自分は違うはずなので・・。

 

途中から別の目標にシフトしていくこともありますが、どちらにせよ未来の自分をイメージできた方が、練習にも身が入ると考えられます。

やるしかない状況を作る

 

練習に対する意識を変えて何となく練習後の未来が見えてきたら、やるしかない状況を作って保険を掛けても良さそうです。

 

例えば、ライブやスタジオ練習の日程を決めてしまうと、それを目指して練習するしかなくなります。

 

定期的にSNSに演奏動画をアップするという目標設定をしたら、曲選びからコピーやアレンジ、仕上げの練習までを計画的にやっていかないと達成できません。

 

あまりにガチガチに固めてしまうと破綻してしまいますが、適度なプレッシャーがかかった状態は、自分が思った以上の成果を得られる効果があります。

時間を決める

 

ギターはピアノなどの音の大きな楽器よりも、気軽に練習できるというメリットがあります。

 

しかし、いつでも練習できると思うと逆にやらないのが人間です・・。

 

ではいっそのこと、練習する時間を決めてしまってはどうでしょうか?

 

 

 

練習時間とするのは、できるだけ安定して確保できる時間帯が望ましいです。

 

仕事や勉強、家事などで練習ができない可能性があると、どうしてもそれを言い訳にしてやらないことが多いので・・。

 

短い時間でも良いので、この時刻になったら何はともあれギターを持つ、という風に決めてしまうと良いと思います。

 

日々同じ行動を繰り返すことでルーティン化し、段々と練習しない方が気持ち悪くなってくるものです!

効果の測定

 

決まった時間に練習するようになっても、意味のない練習をしていては時間の無駄になってしまいます。

 

なので、やってきた練習にどの程度の効果があったのか、定期的に自分で測定する必要が出てきます。

 

 

 

例えば憧れの曲を弾くという目標なら、自分の演奏を録音して聴き直すことで、弾けている部分(練習が十分な所)と弾けてない部分(練習が足りない所)が分かります。

 

弾けている部分にしても、よりニュアンスを出すために必要な練習が見えてくるかもしれませんし、弾けてない部分は具体的にどのフレーズ、どのテクニックで引っ掛かっているかを客観的にチェックできます。

 

人前で演奏したり動画をアップしている場合は、成功した時のうれしい気持ちや反対に失敗した時の悔しい気持ちがとても強く感じられるので、練習の効果の測定もより一層、真剣に取り組むようになります。

 

 

 

練習の効果を把握して内容を修正、その後しばらく修正後の内容で練習してまた効果を確認する・・。

 

このサイクルを回すことで、少しずつ自分の理想の演奏に近づくことができるはずです。

さいごに

 

今回は「強制的に練習する環境の作り方」を考えてきました。

 

一見、自己啓発セミナーみたいな内容で書くのがためらわれたのですが、良く見ると大したことは何一つありません。

 

学生の勉強や部活の練習と、やってることが全く同じですね!

 

 

 

なので、強制的に練習する環境は、多くの人がすでに経験していると言えそうです。

 

ギターの練習に関しても同じ手法を当てはめるだけですが、難しいのは音楽だからと特別視しないことと、誰かに言われてやるのではなく、自らが能動的にやらないといけないということでしょうか。。

 

自分がやりたいように音楽をやる!というのも1つの考え方ですが、今回のような強制力が働く環境に身をおいている人ほど、聴衆を感動させるようなパフォーマンスができている気がします。

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